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管理人:夜月(よつき)


by yotuki009900
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時空のクロス・ロード2 -サマーキャンプは突然に-

時空のクロス・ロード2 -サマーキャンプは突然に-
著:鷹見一幸(電撃文庫)


時空シリーズ第2弾!
今回は主人公は杖術(じょうじゅつ)使いの女の子。
とにかく前向きで、悲壮感漂う世界のはずがホントに
サマーキャンプでもしているかのような錯覚を覚えるほど明るい話でした。
世界設定は同じで、ABCウイルスというものが人々を襲った世界の話です。
主人公の夏美は前作の主人公と同様にやはり平凡な高校生である。
人と少し違っているのは先に述べた杖を扱えることと、
カレー作りが得意な女の子ということである。
あと、前向きでお人よしで、運が悪いw

作中で出てきた話の中で、知識と知恵の話がある。
知識は情報で、知恵は技術というニュアンスに使っていたように思う。
前者はいわゆる、先人の教え。
記憶媒体から得る識は自分の想像や解釈の違いにより誤認などが起こる場合がある。
でも、知っていなければ、そういう発想すら出てこない、という場合がある。
後者はいわゆる、体験。
自分自身の身体で体験した記憶は薄れるものの忘れることはない。
身体が覚えている。のと同様である。
この物語ではどちらも重要だということになっている。
確かにそうかもしれない。
どちらも重要ということは、どちらか一方だけではダメだ。ということだ。
知識があっても使える知恵がなければ意味がなく、
知識を上手に使える知恵があっても知識がなければ意味がなく。

ただ、第1巻では
体力馬鹿と頭脳馬鹿の二人がいて、
主人公が二人足して2で割ればよかったのに、の発言に、
それじゃぁ、普通になってしまうじゃないか。という答えにも納得した。
特化には特化にしか出来ないこともある。
(まぁ、知識と知恵の話とは別次元の話かもしれないが・・・)

結局私はどういう風に成長したいんだろうなぁ?
毎日なんとなく生きている。というのも寂しいものである。

暦も3月になりまして、4月になったら新しい年度です。
by yotuki009900 | 2005-03-03 12:37 |